(町内にはさまざまな考えのかたや、いろんな年齢層のかたがお住みですので、
今回の焼鳥屋とか中華料理のお店についても、多種多様のご意見があるのが
当然だと思います。先日の建築協定者総会においても、「大事なのはスーパー
だけじゃない!」との(おそらく、協定遵守の考えだけでなく、町内の反対意見も
聞いて欲しい」との趣旨だろうと思いましたが)お声が出ておりましたので、この
「焼鳥屋や中華料理店くらいあってもいいのでは?」というごくあり得る一般的な
ご意見について「反論」の一例を述べてみます)
まず、どなたにもこのことだけは、どうしてもしっかりと受け止めておいて欲しいこと
ですが、建築協定は、協定者全員をしっかり拘束する、法的、公的に認められている
ルールです。元々秋津レークタウンの土地を得て、家を建ててこの町に住むことと
なった時点で、全員にこのルールを守る義務が生じているのです。このことは
この団地に住む上で、動かしがたい制約ですし、いくら自分が反対の意見を持って
いたとしても、ルールはルールとして厳然と存在しています。このことは、まず認めて
おかないと話にもなりません。もちろん、最初からこのルールが気に入らない人は、
レークタウンをそもそも住みかとして選ばなければよかったのですし、後からでも
かなりめんどうですが、このルールを変更することも廃止すること方法もあるには
ありますので、そのような運動をなさって実現されることも自由です。
建築協定の変更: 協定者全員(文字通り一人残らず)の同意を
得ることが必要です。
建築協定の廃止: 協定者の過半数の同意を得ることが必要です。
このルールを前提条件としてお認めいただいた上で、さて…
この世では、誰もが例外なく残念ながら年齢を加えます。先日もNHKのテレビで
あるお年寄りのご夫婦のルポをやっていました。いえ、奥さまが認知症、それもまだ
50~60歳台でのいわば若年認知症の実態を観ることができました。まあ、私も今年
60歳ですけれども。人生、ある日気付かないうちにフゥ~っとこの世から消えて
逝けるのなら楽?なのですが、何かの病気になってだんだん身体が動かし難くなる
のも世の常です。そう遠くない将来、この認知症のご夫婦と同じ境遇になる可能性
がかなりの確率であるだろうと想像されます。
その中で、軽い認知症の奥さまが買い物に行く姿が出ていまして、そのいつも
買い物に行くお店が潰れてしまってですね、コンビニに日用品を買いに行くのです。
が、認知症にとって一番つらいのは、生活環境が変化することだそうです。お店に
行く前に買う物をメモしていくのですが、売り切れていたり、売り場が変わっていると
それはもう本人にとっては苦痛以外の何ものでもない、ということのようですね。
お店が町内のどこにあるか、そのお店のどこにどんな商品があるかはある程度脳
の記憶細胞に残っていますが、新しく脳の記憶領域に入れていく、記憶していくと
いうことが極めて難しくなる、症状が進行するという病気ですので、今まで使って
いたお店がなくなるというのはこれは死ぬほどつらい、、、というお話なのです。
いえ、つらいのは本人だけじゃなく、周りの人たちもですね。
若いころには、コンビニの24時間営業で何でも購入できる、とばかりに思って
いたが、自分が歳をとって、こんなにも買い物に苦労するとは思ってもいなかった
とのご主人のお声も出ていました。最近では、コンビニ側も変化してきて、団地の
お年寄りを対象として、従来ならスーパーや八百屋さんで売っていた商品を品揃え
するという、これはこれで、嬉しい配慮のあるところも増えて来ているそうです
けれども。
さて、今の旧ニコニコ堂のスーパーマーケット、駐車場の土地を持っている地権者、
焼鳥屋と中華料理店のテナントの建築主でもあるわけですが、このかたは、元々
この土地を「分譲住宅として販売するつもりで」購入したものです。特に悪く言う
つもりはありませんで、事実としてそういうことです。秋津レークタウンは、元々、
今でも市街化調整区域という区域にありますが、住居専用団地を開発する許可を
県知事から得てできた団地です。この団地に住む人たちや周囲のあまり大きくない
エリアに住む人たちの日常の生活に必要な「公益施設」として、このような物品販売
をするお店が設置されているものです。このような重要な施設のある土地が単に
投資目的に利用されるようでは、私たちの暮らしの環境が守れないことになります。
私たちが何故建築協定違反を許してはいけないか、理由の一例を上げましたが、
将来、未来永劫にわたって、今のままでないといけないのか、いろいろ時代の変化
によって、私たちのレークタウンの町並みもまちづくりも考えていかなければいけない
と思います。今回の行政不服審査請求(建築審査会)での裁決でも、将来の地区計画
のことなどが指摘されていますが、少なくとも、現在起きている協定というルールの
違反行為を是認する形を前提として我が町の将来を展望する必要はありません。
以上
|
|